アイウェーブシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下アイウェーブ)は、ルネサスRZ/G1H SoCをベースとしたSOMにより、リアルタイムアプリケーションにおける高度に複雑なグラフィックスや画像処理を実現する組込みプラットフォームにおいて、新たな目覚ましい発展を遂げたことを発表しました。
高速リアルタイム処理を実現するため、RZ/G1H SoC SOM に高度な QNX 7.0 RTOS を移植しました。この UNIX ライクな RTOS は、これまでに開発された組み込み OS の中で最も高度で安全なものです。QNX開発プラットフォームは、卓越したリアルタイムコンピューティング(64ビット)、高度なカーネルおよびシステムレベルのセキュリティ、実績のある業界安全認証規格を兼ね備えており、ミッションクリティカルな産業用、車載用、医療用アプリケーションでハイレベルなシステム性能と精度を実現します。QNX 7.0 RTOS を搭載したルネサス RZ/G1H SOM は、リアルタイム アプリケーションで卓越した性能と効率を発揮できる超強力なコンピューティング プラットフォームです。
小さなパッケージの大きなアイデア
iWaveのQseven互換Renesas RZ/G1H SOMは、お客様の設計に必要な高性能グラフィックス・リッチ・マルチメディアを実現するための優れたプラットフォームです。このハイスペックSOMは、強力なクアッドコアArm® Cortex®-A15 (1.4 GHz)およびクアッドコアArm® Cortex®-A7 (780 MHz) CPU、2つの32ビットDDR3チャネルを備えたDDRインターフェース、PowerVR G6400 @ 520 MHzグラフィックエンジン、デュアルチャネルフルHDエンコード&デコードマルチメディアコーデックを内蔵しています。このSOMは、eMMCフラッシュ、マイクロSDスロット、USB HUB、HDMIトランスミッタ、ギガビットイーサネットPHY、最大4チャンネルのビデオ入力、高速USB 3.0、PCI Express、SATAインタフェースなどの周辺機能用インタフェースを備えています。iWaveの顧客は、RZ/G1H QNXプラットフォームの主な魅力であるデュアルイーサネットとデュアルCANインタフェースのサポートの恩恵を受けることができます。
QNX 7.0 RTOS で一歩先へ:
主な利点をいくつか挙げよう:
RZ/G1H カスタム プラットフォームへの QNX 7.0.0 の移植:
QNX 7.0.0を当社のRZ/G1Hカスタム プラットフォームにポーティングするには、ドライバのポーティング、ドライバの開発、ユニット テスト アプリケーションの開発、テスト フェーズなどが含まれます。iWaveのブートローダに関する豊富な専門知識、Linux、QNX、Free RTOSなどのさまざまなオペレーティング システムの経験が、ハードウェア インタフェース用のQNXドライバの開発を成功に導きました。iWaveは、ルネサスおよびQNXとの強力なパートナーシップにより、移植/開発作業を迅速に行うことができました。当社のテストエンジニアの専門チームは、テストフェーズを順調に実行し、バグフリーの成果物を期限内にお客様に提供することができました。
iWave for QNX プラットフォームを選択するメリット
RZ/G1H QNX BSPの主な特長
詳細はmktg@iwavesystems.comまで。